10月に入って最低賃金が上がり、円相場も1ドル=145円にまで下落しました。
個人的には、今まで政治にあまり関心が無かったので特に気に留めていなかったのですが
145円が24年ぶりだと日銀が言っていてこれは気にしない訳にもいかなくてなって来たぞっと思ってきました。
今まで気に留めていなかったのが、政治が変わったところで起業する事に対してほとんど影響はないであろうと思っていました。
ですが、そうでもないということを今回の件を調べてみて感じたので結果的によかったと思います。
それでは調べた事を書いていきます。
(中には個人的な意見も含まれていますので、違うと思えばスルーしてください。)
円安とは何か?
もう言うまでもないと思いますが
1ドル100円の時、ハンバーガーが3ドルの場合は300円で
1ドル140円の時は、ハンバーガーが3ドルの場合は420円です。
その差額は120円あります。
そのため円安の時に海外旅行に行くと、円高の時と比べると不利になります。
ですが、スケールを大きくして輸入や輸出で見ると
円の価値が下がっているので輸入は不利です。
反対に輸出は有利になります。
つまり、日本で商品を使って海外に輸出している場合は儲かるわけです。
輸出がメインのトヨタ自動車は売上高を過去最高と予想していたりします。
なぜ円高、円安は起きるのか?
円安:財政出動で景気が良くなりインフレ(物の価値が上がること)になります。インフレになると円安ドル高になり、輸入物価が上がるためにだんだん効果がキャンセルされていきます。
円高:財政出動で景気が良くなり、設備投資が活発になり銀行の貸出しが増えます。貸出が増えることで金利が上昇し、それにより円が買われます。よって円高ドル安になり、そうすると輸出が減るためにだんだん効果がキャンセルされていきます。
両方とも現在の情勢では要するに
円安になる理論は
財政を出す→消費が活性化する→需要と供給により物価上昇につながる(インフレ)→相対的に円の価値が下がると考えられます。
円高になる理論は
財政を出す→設備投資が活発になる→借入が増える→よって貸出金利が上がる→相対的に円の価値が上がると考えられます。
そこで最近の状況を簡単に表しているグラフを見つけたので、載せておきます。
なぜ、ここまで円安ドル高になってしまったのでしょうか?
その理由は2つあって、
1.ロシア→ウクライナ侵略
2.日米の財政政策の違い
です。
1.ロシア→ウクライナ侵略
ロシアによるウクライナ侵攻により石油価格の高騰化。
石油価格が上がると運送料が上がる。
→運送料が上がると配送コストが上がる。
→配送コストが上がると物の価値が上がって「インフレ」が起こります。
そのため各国は財政出動による「利上げ」を行っています。
日本では、ここから来る運送料費、原材料費や半導体と言った部品の高騰による生産コストの上昇による価格高騰(プッシュインフレ)に悩まされています。
本来なら減税や補助などで価格を抑えるような財政出動をすべきですが、、、
そうすると、「円安になる理論」のように更なる円安を進めてしまうリスクがあります。
2.日米の財政政策の違い
最近のニュースを見れば、
「金融緩和政策」と「金融引き締め政策」という言葉がよく聞くことになりました。
実は、こちらも円安の原因の一つです。
日本では黒田総裁が「金利緩和」を行っていますが(低金利)、
アメリカのFRB(連邦準備制度)は利上げをしています(高金利)。
こちらは、「円高になる理論」のお金の価値を上げる政策です。
これにより投資家たちはより「お金の価値」が高いドル求めて円を売ってしまいます。
だから、円安ドル高が起きてしまいます。
なぜ日本も利上げしないのか?
こちらは、日本国内でもいろいろ批判は出ているみたいですが
日本は元々デフレ(物の価値が下がる)のままプッシュアップインフレになって円安が進んでいます。
なので、短期的に金利を上げてしまうと輸出も輸入も不利になり逆に経済が停滞してしまいます。
今後どうなるのか?
(ここからは個人的な意見になるので根拠はあまりないので専門家の意見を聞くのをおすすめします)
ロシアによるウクライナ侵攻が続けば、小麦、天然ガスなどの価格が上昇し続け、プッシュアップインフレで円安はさらに続くと思います。
また、アメリカのFRBがさらに利上げしたらもっと円安は続くと考えています。
今後、もっと円安が続けば日本的に輸出が有利になります。
なので、製品を輸出がメインの日本株を買えば得するかもしれません。
逆にアメリカ株などに投資すると不利になります。理由は、アメリカ株を購入する際に円をドルに変換して株式を取得するからです。
これから投資を始める方は気をつけた方がいいかもしれません。
今後の日本の政策はどうするといいのか?
今回、いろいろ調べた中で1番しっくり来たのを紹介してこの記事を終わります。
価格を抑えるような財政を出動すると、
円安が進む!
すると、輸入価格が高騰します。
↓
それを解決するには、
自国での生産が出来るようにするして、供給能力を高めることが必要になります。
↓
これを行うために財政を出勤させると借入が増えて金利が上がります。
金利が上がると円高なります。
つまり、消費が活性化するような財政を出すのではなく、供給能力の上がるような財政を出せば供給不安もなくなって、円高方向に向かい、なおいい。
↓
しかし、直近のプッシュアップインフレへの対策は何もしないのか?
↓
もちろん減税や補助金と言った対策をすべきです。ですが、これらの対策のための財政は円安方向に進まないないのか?
↓
円安方向には進みません!
理由は、減税や補助金で価格を抑えた所で元の購買力に戻るだけで前からデフレの日本では為替に影響が出るには相当下げない限り問題ありません。
そして供給能力向上や自活出来るような投資に企業が力を入れれば、投資のための借り入れが増えて金利が上がり、円高方向に向かうはずです。
順番立てて説明しましたが、
つまり
短期的には減税や社会保障費の減免、補助金等に財政を出し、
長期的には供給能力強化への投資を行うといった財政出動を行う
ですが、現在の日本の政府は「日米の金利差を埋めるために日銀の金利引き上げ求める」というふうになっています。
元々デフレなのに、、、金利を上げてしまうと、、、と僕も思ってしまう始末です。
これで以上にしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます!
政治、経済について調べてみると
調べれば調べるだけ書き起こしたい事が出てきました。
また詳しく書けたらいいなと思います。
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